ストレスのない伝わる言語化

コミュニケーション

日常生活でもビジネスにおいても、自分の考えや思いを言葉にして相手に伝えることは大事なスキルだと思います。
しかし、自分の意図にピッタリと当てはまるような言葉がすぐに思い浮かばなかったり、思っていることと違った風に伝わってしまった、というような言葉にして伝えることに苦手意識をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ここでは要点を言語化し、適切に伝えるための要点整理の方法を学び、ボキャブラリや伝え方を理解することでより仕事が円滑に進められたり、日常生活のストレスを少なくするための言語化トレーニングとなります。

まず自分の言語化の癖を知って「言語化が苦手」から脱却する方法を知ることです。

言語化が上手くできない自分がもどかしく思えることもあると思います。
しかし言語化ができると自分の本音にも気づくことができ行動を変える、相手と交渉することもできるようになります。
自分の本心を知ることにもなり、相手に伝える以上に価値があると言えます。

苦手意識を克服するために捨てるべきこと

さて皆さん「言語化が苦手だなあ」と思った経験はありますか?
どんな時に苦手だと思ったでしょうか?

例えば、
まとめるのに時間がかかってしまい、言いたいことを伝える前に余計なことを言ってしまい事をこじらせてしまう。
感情が先にきてしまい頭がついていかなくなり言語化ができなくなってしまう。
現場の状況説明や映像化したことが上手く伝えられない。
相手の気持ちを汲み取り、言い回しが回りくどくなり何が言いたいのかわからなくなってしまう。

こういった経験はあるのではないでしょうか。

言語化が苦手だなと思う人にとって共通することは、”完璧主義な人”ほど言語化が苦手!といえます。
これは、自分の思いを100%完璧に伝えたいという自分の思考に対する完璧さを持っている人ほど言語化が苦手ということです。

ここで言いたいのは、言語化が苦手という人ほど必要なことは「諦めること」です。
諦めると言っても言語化を諦めるということではありません。

”諦める” とは

①100%は伝わらないと諦める
言語化が苦手意識がある人ほど短時間に色んな情報を伝えようとします。
そうなると、どれも散漫になってしまって結局一つもまともに伝わらないということになってしまいます。
”どうせ100%伝わらないのだから諦めようよ” ”たった一つ伝わればいいんじゃない”と思うと言語化はとても楽になります。

②今言わなければ、を諦める
話中に本質の話から脱線してしまうことはないでしょうか。
話の流れで関係のない話をしたいと思ってしまうかもしれませんが、今その話をするということを諦めることで話は伝わりやすくなります。

③勝つことを諦める
少なからず誰しもがよく見せたいとか、この人より上手くみせたいということがあると思います。
それを諦めて自分の中のプレゼンではなく周り全体の会話を含め、たった一つ伝わればいいなと思うことで言語化が楽になります。

加点方式で評価

言語化に苦手意識がある人の心理としては話したことに対して減点方式でジャッジをしています。
100%伝えたいことがあった場合、これも伝わらなかった!、上手く話せなかった!、噛んでしまった!、相手の反応が悪い!と減点をしていってしまいます。
これをやめて加点方式にするべきなのです。
最初から完璧に10点満点から減点して行くのではなく、これも伝わった!、上手く話せた!、しかも反応が良かった!と加点していきシンプルに伝えたかったことだけ伝わればよいと思うと、とても気が楽になります。

これはテキストでのコミュニケーションにも当てはまります。
長くダラダラと長い文章は読む気が失せてしまいます。伝えたいことをシンプルに書くことを意識しましょう。

また、よく噛んでしまうという方も多くいます。
これは慌てたり、言葉に自信がない(適切な言葉か?あっているのか?)場合に起こります。
伝えると決めたら、ちょっとおかしくてもよいと腹をくくって発言する方がよいでしょう。
よく噛んでしまっても、伝えたい気持ちの矢印が一つに向かっていればちゃんと伝わります。

トレーニング-1

まったく情報を持たない相手に状況説明をするとき、どのように説明をしますか?
今いる場所を30秒で伝えて下さい。

どうでしょうか。
人それぞれ癖があったのではないでしょうか。

小さいもの、大きいものに目が行く。
自分目線で話す。
目についたものから離してしまう。etc..

といったところではないでしょうか。
人によってフォーカスするところが異なるためで、この癖を知ることで何処に注意すればよいのかわかってきます。

まず一番最初に抑えるべきことは相手に全体のイメージを持ってもらうことです。
俯瞰してみるということが大切になってきます。
そこから徐々に近づいていき本質に迫り、結論に至る流れを意識して頂けるとよいと思います。

 ①テーマを伝える
 ②全体像を伝える
 ③項目を分ける
 ④細部を伝える

苦手意識:アドリブ

また苦手として多くあるのが、急に質問されると緊張してしどろもどろになってしまう。。
この場合どうしても相手の正解を答えなくてはと思ってしまうのではないでしょうか。

この時は正解を当てに行くのではなく、自分はこれが言いたいということに意識をあててやると相手の反応が悪かったとしても、自分の意見は言えたという加点方式で考えましょう。

またこれらは準備不足と言えます。
常に自分の意見はどうだろう?気持ちをまとめる習慣をつけることが大切です。
日頃から考え意見を持っていれば、とっさの場合でも引き出しあけるように答えられることができるのではないでしょうか。

この準備不足はプレゼン時でも同じです。
どのような道筋をたて、どのような順番でどのような言い回し、言葉を使って説明するのか考え予習をして準備をすると思います。

その過程で、この説明でわかるだろうか?こんな質問がくるだろう。
その場合、逆の結果になったらどうなるか?こんなことが起きるのではないか?その場合どうするのか?
それらを想定し十分な回答を準備しておく必要があります。

時には想定外の質問がくるかもしれません。
やはり聞く人の立場によって考え方、疑問に思う場所も異なってきます。

例えば開発プロジェクトでのプレゼンとしたら、
色々な部署(購買、開発、生産技術、品質保証、製造など)、役職者によって重要なポイント、見方が異なるわけです。
参加者の立場から考え、質問を想定し答えを考えておく必要があるということです。

トレーニング-2

(語彙力)
書籍、対談、インタビューなどを見聞きし、使いたいと思った語彙は前後の文脈からメモするようにしましょう。
そして集めた語彙のアウトプットを増やすことが必要です。
慣れていない言葉はどうしても噛んでしまうので、定着し自分の引き出しの中に入るまで、その言葉を使ってみましょう。

トレーニング-3

ex. Yahooニュースのご意見、コメントを見るまえに自分の意見、考え、思いを言語化してみましょう。
自問自答し、分の気持ち意見を言語化する習慣をが身についてくると自分の感情とあった言葉を見つけることが上手になっていきます。

常に意識さえ持っていれば日々の生活のトレーニングができますので是非トライしてみて下さい。

以上です。

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